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弓道着の選び方とサイズの測り方|男女の違い

弓道具の基礎知識

結論(先に要点)

弓道着のサイズの選び方は、上衣(じょうい=白い胴着)は身長と胴回りから、袴(はかま)は袴丈(はかまたけ)を基準に選ぶのが基本です。男女で袴の種類や帯(おび)を締める位置が異なるため、同じ身長でも袴丈の目安が変わります。通販で選ぶときは、上衣の着丈・裄丈(ゆきたけ)、袴丈を実寸で確認するのが失敗しないコツです。素材は綿か化繊混かで、肌触りと洗濯のしやすさが変わります。

  • 上衣は身長・胴回りからサイズを選ぶ
  • 袴は袴丈で選ぶ(男女で着付け位置が違う)
  • 男子は馬乗り袴、女子は行灯袴が一般的(※流派・学校で異なる)
  • 素材は綿(肌触り重視)か化繊混(洗濯しやすい)
  • 通販では実寸を測ってから選ぶ

弓道着のサイズの選び方を押さえておくと、動きやすく見た目も整い、稽古に集中できます。以下で詳しく解説します。

弓道着の構成|何を揃えるか

弓道着は一式で揃えます。基本の構成は次のとおりです。

  • 上衣(弓道衣・胴着):白い上着。打ち起こしや引き分けで腕を大きく動かすため、動きやすさが大切
  • :下半身に着ける。色は黒や紺などが一般的
  • :袴を締めるための帯
  • 足袋(たび):白足袋が基本

このほか、学校や道場によっては指定の色や仕様がある場合があります。購入前に所属先の決まりを確認しておくと安心です。

道具全体を何から揃えるか迷う場合は、弓道を始めるのに必要な道具一式と費用|何から買うべきかもあわせてご覧ください。部活動で最初に揃える物については弓道部の入部で最初に揃える物リスト(保護者向け)が参考になります。

男女の違い|袴の種類と着付け位置

弓道着のサイズの選び方で男女差が出る最大のポイントが袴です。一般的な傾向として、次のように分かれます。

男子|馬乗り袴・帯位置は低め

男子は、左右が分かれた「馬乗り袴(うまのりばかま)」を用いることが多く、帯を締める位置は腰骨のあたり(低め)が一般的です。

女子|行灯袴・帯位置は高め

女子は、内側が筒状になった「行灯袴(あんどんばかま)」を用いることが多く、帯を締める位置は男子よりも高め(ウエスト寄り)が一般的です。

ただし、これはあくまで一般的な傾向で、流派や学校・道場の方針によって異なる場合があります。男女で袴の種類や着付け位置が変わると、同じ身長でも適切な袴丈が変わってくるため、購入前に所属先の慣習を確認しておくのが確実です。

サイズの測り方|上衣

上衣のサイズは、おもに次の寸法を基準にします。

  • 身長:全体のサイズ感の目安
  • 胴回り(バスト・ウエスト付近):きつすぎず動けるゆとりがあるか
  • 裄丈(ゆきたけ):首の付け根から肩を通って手首までの長さ。腕を伸ばす動作が多いため重要

上衣は腕を大きく動かす競技特性上、窮屈だと動作に支障が出ます。胸や肩まわりに適度なゆとりがあるサイズを選びましょう。メーカーごとにS・M・Lなどの寸法表が用意されていることが多いので、自分の実寸と照らし合わせて選びます。

サイズの測り方|袴丈

袴で最も大切なのが袴丈(袴の上下方向の長さ)です。一般的な目安は次のとおりです。

1. 袴を締める位置(男女で異なる)から、床までの長さを測る 2. くるぶしが軽く隠れる〜くるぶしが見える程度を目安にする

袴丈が長すぎると裾を踏んで危険ですし、短すぎると見た目のバランスが崩れます。男子と女子では帯位置が違うため、同じ身長でも測り始める位置が変わる点に注意してください。実際の着付け位置で測るのが確実です。

成長期の学生の場合、少し長めを選んで様子を見る考え方もありますが、踏む危険があるため長すぎは禁物です。迷う場合は指導者に確認しましょう。

素材で選ぶ|綿と化繊混

弓道着の素材は、おもに綿(コットン)と、ポリエステルなどを混ぜた化繊混があります。

綿(コットン)

  • 肌触りがよく、汗をよく吸う
  • しわになりやすく、乾きにくい
  • アイロンや手入れに手間がかかる

化繊混(ポリ混など)

  • 洗濯しやすく、しわになりにくい
  • 乾きが早く、扱いやすい
  • 肌触りは綿に比べやや劣ると感じる人もいる

部活動など洗濯頻度が高い場合は、化繊混のほうが手入れが楽で人気があります。一方、肌触りや汗の吸い込みを重視するなら綿という選び方もあります。価格の目安は素材や仕立てで幅があり、一式そろえると数千円〜数万円程度が一般的ですが、内容により変わります。

洗濯のしやすさと手入れ

弓道着は白い上衣が中心なので、清潔感を保つ手入れが大切です。化繊混は家庭の洗濯機で洗いやすく、しわになりにくいので日常使いに向きます。綿は洗えますが、しわや縮みに注意が必要です。

袴はひだ(プリーツ)が命なので、洗濯やたたみ方を誤るとひだが崩れます。ひだを崩さない洗濯方法とたたみ方は弓道袴のたたみ方と洗濯方法|ひだを崩さないコツで詳しく解説していますので、購入後はあわせてご確認ください。

通販でサイズを選ぶときの実用ガイド

店頭で試着できない通販では、次の手順でサイズを選ぶと失敗しにくくなります。

1. 身長・胴回り・裄丈を実際に測る 2. 袴は実際の着付け位置から床までを測って袴丈を出す 3. メーカーの寸法表と自分の実寸を照らし合わせる 4. 迷ったら、動きやすさを優先してゆとりのある方を選ぶ 5. 男女で袴の種類・着付け位置が違う点を確認する

特に袴丈は男女差が出るところなので、必ず自分の着付け位置で測ってから選びましょう。所属先に指定がある場合は、それを優先します。

よくある質問(FAQ)

Q. 弓道着のサイズは何を基準に選べばよいですか?

上衣は身長・胴回り・裄丈、袴は袴丈を基準に選びます。上衣は腕を大きく動かす競技なので、胸や肩にゆとりのあるサイズが安心です。袴は床を踏まない範囲で、くるぶしが隠れる〜見える程度を目安にします。通販ではメーカーの寸法表と自分の実寸を照らし合わせて選ぶと失敗しにくいです。

Q. 男子と女子で弓道着のサイズの選び方は違いますか?

袴の種類と帯を締める位置が一般的に異なります。男子は馬乗り袴で帯位置が低め、女子は行灯袴で帯位置が高めとされます。そのため同じ身長でも袴丈の測り始める位置が変わります。ただし流派や学校で異なる場合があるため、所属先の慣習を確認してください。

Q. 素材は綿と化繊混のどちらがよいですか?

洗濯のしやすさを重視するなら化繊混が人気です。しわになりにくく乾きが早いため、稽古で頻繁に洗う人に向きます。肌触りや汗の吸収を重視するなら綿も選択肢です。部活動など洗濯頻度が高い場合は、扱いの楽な化繊混を選ぶ人が多い傾向です。

Q. 成長期の子どもの袴丈は大きめを選ぶべきですか?

少し余裕を持たせる考え方もありますが、長すぎると裾を踏んで危険です。くるぶし付近を目安に、踏まない範囲で選ぶのが基本です。どの程度の余裕にするか迷う場合は、指導者に相談すると安心です。

Q. 通販で弓道着を買うとき、試着できなくても大丈夫ですか?

身長・胴回り・裄丈・袴丈を実際に測り、メーカーの寸法表と照らし合わせれば、大きな失敗は避けられます。袴丈は実際の着付け位置から床までを測るのがポイントです。迷ったら動きやすさを優先して選びましょう。

まとめ

弓道着のサイズの選び方は、上衣は身長・胴回り・裄丈、袴は袴丈を基準にし、男女の袴の違いを踏まえて選ぶのが基本です。素材は洗濯のしやすさと肌触りで選び分けましょう。「身長◯◯cmだと袴丈はどれくらい?」といった悩みは、指導者や取扱店に実寸を伝えて相談すると、サイズ選びで失敗しにくくなります。